
本を読むときに、どんな本を読もうか悩んだ経験はありませんか?
最近はスマホやタブレットでも電子書籍が読めるので、「本屋に行って本を買う」という機会が減ったという方もいるかもしれません。
私自身は、明確に欲しい本が決まっている場合は、電子書籍や通販を利用することもありますが、欲しい本が定まっていないときは、もっぱら本屋を利用しています。
ですが、
という方もいますよね。
「本屋に行っても見つからないので、欲しい本を探すことをあきらめてしまっている」という方のために、今回は私が実践している「本屋(書店)での本の探し方」について書いていきたいと思います。
この方法を約20年ほど実践している私は、明確に欲しい本が見つかっていない状態で本屋(書店)に行っても、毎回お目当ての本を探し出すことができています。
広さがそれなりにある大型書店でも使えるテクニックなので、是非参考にしてみてください。
今回のポイントは、
・「自分が求めている情報」を明確化して、絞り込む
今回は実用書を例にして書いていますが、雑誌や小説にも応用できるテクニックです。
それでは早速ポイントを書いていきます。
攻略step1:自分の欲しい本はどんな本か?
本屋に行く前に、自分がどんな本を探しているのかを整理しておきましょう。
メモを使って、箇条書きにすると分かりやすいです。
例を出してみます。
・忙しいので、分かりやすく、すぐに読める本がいい
・できるだけ根拠のある情報が欲しい
慣れてくると、メモを使わなくても、頭の中ですぐに箇条書きができるようになります。
攻略step2:目当てのジャンルの棚へ1番初めに向かう
書店には、実はお客さんに足を止めてもらうための仕掛けが、いたるところに仕掛けてあります。
特に、店の入り口とレジの周りには、話題の本やポップアップを使った工夫がされていて、何となく本屋に立ち寄ったお客さんを引き付ける仕組みになっています。
実は「本屋に行っても目当ての本が見つからない」という悩みは、店の入り口などで自分に必要のない情報をじっくり見てしまうのが原因の場合が多いです。
ポップアップや本のタイトルを追うだけでも、多少なりとも文字を目にしますし、思わず立ち止まってページをめくってしまう方もいるかもしれません。
しかし、ここで余計な文字を追ったり、本来不要な情報を頭の中に入れてしまうと、「自分がどんな本を買いに来たのか」があやふやになってしまうことになるのです。
攻略step3:「表紙」と「目次」をチェック!
表紙を見て「直感的に」判断する
実用書のコーナーにつきました。
早速「睡眠」に関する本を探すのですが、何冊か手に取る前に、まず棚全体をざっくり見てみましょう。
じつは、ここにも工夫が仕掛けられていて、今度はそれを利用することになります。
多くの書店では、そのジャンルでのベストセラーや新刊の本を手前側に平積みされています。
また、次に売れすじの本は、高さ160~170cm前後の棚に置かれていることが多いです。
(全4段の棚であれば、上から2段目と3段目の棚です)
まずは、この辺りの本を中心に探してみましょう。
書店側が推している本は、多くの方にヒットする可能性が高い本なので、あなたにとっての良書となる可能性も高いのです。
そして、本を選ぶ際は、まず表紙に注目してください。
・表紙を見て「合わなそうだ」と感じる本は、中身もそうである可能性が高い
特に、最近出版される本は、出版社も表紙の装飾に気を使っています。
表紙を見るだけで、「どんなターゲットに向けて書かれているのか」が判別しやすくなっているのです。
「目次」を見れば本の要点が分かる
手に取った本が、本当に自分が求めていた本なのか確認するために、本の「目次」に注目しましょう。
目次は本の要約になっている場合が多いので、本によっては目次を見るだけで書いてあることの8割が分かることもあります。
目次を見て「思っていた内容と違う」と感じたら、別の本を手に取りましょう。
目次を見て、「もっと内容が知りたい」と感じた場合は、目次の中で特に興味をひかれた見出しの文章だけ流し読みします。
この時点で内容をしっかり読んでいたり、他の見出しの文章も読みたくなっているようなら、その本があなたの求める本である可能性は非常に高いです。
このように、できるだけ本屋で手に取る本を少なくすることで、あなたが欲しいと思っている本を短時間で的確に探し出すことができるのです。
まとめ:「なんとなく」では見つからない罠
私は学生の時から本屋に立ち寄ることは多かったのですが、時間をつぶすのが目的でもない限り、遅くとも15分以内には目当ての本を買うことができていました。
通販や電子書籍などの強力なライバルがいる以上、書店側は、来てくれたお客さんに本をそこで買って帰って欲しいと思っているのです。
そのため、店内には「思わずお客さんが足を止めてしまう仕掛け」が多くあります。
店の入り口から見たとき、すべての本棚が見えることはあまりありません。
わざと見えにくい位置の棚に、売れやすい漫画や学習参考書、実用書を置いておき、その中でも特に売れ筋のものを、店の入り口側にも並べておくことで、お客さんを店の中に誘導する仕掛けがあるのです。
もしあなたが暇つぶしではなく、「何となく欲しい本がある」という目的で本屋に入った時は、上記の方法で目当ての本を探してみてください。
本を探すことが上手になれば、本屋を歩くことが楽しくなりますよ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
余談ですが、最近読んだ本の中で、特に私が参考にしている本があります。
「日中の疲れがとれない」「夜の寝つきを良くしたい」と考えている方には特におすすめです。
→「スタンフォード式最高の睡眠」の感想と実践