こんにちは。まどのいとです。
今回は、小学生で知りたかった「勉強する意味」について書いていこうと思います。
私自身は、勉強は嫌々やってきた人間ですが、20代になってからやっと、なぜ勉強をする必要があるのか、ということに気付くことができました。
自分自身、「結構気付くのが遅かったな」という自覚があります。
なので、今ご両親や先生に言われて渋々勉強している学生の方に、少しでも早く気付くきっかけを作れればと思います。
私が考える「勉強する意味・必要性」は次の2点です。
・自分の可能性を広げるため
特に「損をしないため」というのは大きいと思います。
それでは、自説の前に、一般的に言われている「勉強する意味」から見ていきたいと思います。
一般的に言われている「勉強する意味」
いい大学、いい会社に入るため
その通りだと思います。
日本の大企業を例にしますが、ほとんどの企業が、東大や早慶上智などの、日本人なら誰でも名前を知っていそうな大学から新人採用をします。
たまに「学歴は重視しない」という採用方針をしている企業もありますが、最終面接までたどり着くまでに残った希望者が、結局有名大学の学生ばかりだったという企業もあります。
そして、名の知れた大学に入るためには、受験をして、受からなければならない。
そのために受験勉強をしなければいけないのは、ほとんどの方に当てはまることでしょう。
ただ…学生にとって、「大人になる」のは遠い未来の話なんですよね…。
「嫌なら勉強しなくていい」
これもよく言われることですね。
私自身、子供の頃に言われた記憶があります。
以前、テレビの「自白熱教室」という番組で、林修先生が、
「嫌ならやめなさい。勉強は贅沢なんだから」
という言葉を紹介していました。
これもその通りだと思います。
大学の学費は、年々増えていっているのに、世帯の所得は増えていません。
少し前の2016年の記事ですが、東洋経済オンラインの「高騰する学費で破産?大学授業料が払えない」では、国公立、私立問わず、大学の授業料が年々高騰していることが指摘されました。
中学、高校であっても、修学旅行代や部活動にかかる出費などは、馬鹿にならないものです。
高等教育を受けるというのは、国と家計に支えてもらえなければできないことなのです。
ただ、小学生の私にこの言葉を言ったとしても、しっかり理解できたかどうかは微妙なところです。
「贅沢だ」ということは理解できたと思うのですが、腑に落ちるのは、もう何年も後のことになるでしょう。
そして、「嫌ならやめてもいい」ということを言われた当時の私は、仕方なしに勉強していました。
その時やめたとしても、後で「本当にやめていいのね?」「大丈夫なの?」「どうなっても知らないよ?」などと、追撃が来ることは分かり切っていたからです。
結局、「なぜ勉強しなければならないのか?」という疑問は、消えることはありませんでした。
筆者が考える「勉強する意味」
人生で損をしないため
答えを1つに絞るのであれば、これを挙げたいと思います。
社会人として、「普通」に暮らしていくには、努力が必要です。
具体的には、「知識のアップデートをし続ける努力」が必要だということです。
インターネットの発達した情報化社会が、それ以前の社会と違うことは何でしょう?
それは、
常識・価値観の変化するスピードが、以前とは比べ物にならないほど早くなっている
ということです。
ファッションだけでなく、仕事や人生の価値観、社会で良いとされているものの定義は、50年ほど前は親子や孫の間での、「世代間での差」が目立ちました。
しかし、ここ20年ほどで急速に発達したインターネットにより、常識や価値観の変化は、日々目まぐるしく変化しています。
「就職や仕事」についての常識も、その一つです。
私が学生の頃は、大学に進学して就職することが、普通で豊かな暮らしをする条件とされていましたが、今は違います。
その常識のままでは、将来的はAIに仕事を取られてしまうリスクが、声高に言われています。
あなたが今持っている常識や価値観の中には、5歳ほど年下の方があなた位の年齢になる頃には、全く通用しないものも出てくるでしょう。
仕事でうまくいっている人の多くは、最新の情報やテクノロジーに対して敏感です。
社会の中で、次から次へと押し寄せる情報の波を、上手く渡っていける人が「普通の暮らし」をしていけるということを、彼ら彼女らは良く理解しているのです。
そして、当然ですが、あなたにとって「良い情報」と「悪い情報」を選別するためには、あなたの中に知識の蓄積が必要なのです。
受験の時に親を説得するため
これも重要だと思います。
今後は、自分の希望した進路に進めない子供が増えると考えています。
理由は、金銭的な理由だけでなく、就職についての最適解が分かりにくくなる時代になると思っているからです。
こちらの記事にも書きましたが、今後の就活事情は、2020年以前とは違うものに変化していくでしょう。
そうなると、家庭によっては、親世代と、それ以降の子供世代との間で、キャリアプランを立てる上での常識が、全く違うものになっている可能性もあります。
説得には、知識と、それを使う思考力が必要です。
しかし、一生懸命説得したとしても、それが通じないこともあります。
というより、そのような場合が多いです。
そんな時に使えるのが、「成績表」なのです。
ある程度の「実績」を示せていれば、「もし多少失敗したとしても、自分で修正することができるだろう」という信頼を得ることができる場合があるのです。
自分自身の可能性をひろげるため
私は、大人になるまで真剣に勉強をやってこなかった人間です。
けれど今は、昔の自分よりは多少頭を使っている…と思いたいです。
理由は「今のままの自分より、良い人生を送りたいから」。
そのために、ブログや資格試験の勉強を、スキマ時間にコツコツと頑張っています。
勉強していて思うのは、「やっぱり、学生の時の方が勉強できる時間が長かった」ということです。
当たり前のことですが、会社に行っていない主婦であっても、社会人になると自由に使える時間は短くなります。
遅れた分を後から取り戻そうとするのは、とても大変です。
それでも、努力をしないよりは多少マシになることを信じて、これからも少しずつスキルアップしていきたいと思っています。
小学生で知りたかった「勉強する意味」
少し長かったと思いますが、ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
今回の記事は、小学生の時の自分に向けて書いている部分もあるので、今の小学生の方には当てはまらないところもあったかもしれません。
また、「勉強しないことによる弊害」という、ネガティブな理由が目立ったかと思います。
本当は、「勉強することは楽しいことだ」と気付いて勉強できることの方がいいと思っています。
ただ、もし今、昔の私のように、勉強することの意味について、分からないまま勉強している方がいるのであれば、この記事があなたが答えを出すための一助になればいいと思います。